マイナーなバイク・ネタですが、この手の情報はネット上にあまりないのでUっぷ。興味のない方はスルーしてください。
初号機、ジェベルにETCを取り付けた。
首都高速が今年の秋に予定しているという「距離別料金制」導入に対応してなんとかせねばと思っていたところに、お得なプランが登場した。
四輪車の世界ではETCはタダが当たり前の世界だが、二輪車の世界はまったく違う。なにしろ二輪車用のETC車載器というのは、たった1社しか製造していないのだ。デジタル機器が数ある中で1社しか製造していないというのは、他に例がないのではないだろうか。
二輪車用のデジタル機器というのは非常にシビアな環境にさらされる。クルマでは考えられない防水、防塵、防振対策が必要とされる。どこのメーカーも尻込みする中で、大正4年創業の老舗無線機器メーカー、日本無線が国策に応じる形で引き受けたと聞いている。
結果、2008年現在でも一社独占製造の状況は変わらない。
競争相手がなければ価格競争もなく、価格がこなれるはずもない。
なかなか進まぬ二輪車用ETC普及に焦ったのが、首都高速道路株式会社。距離別料金制の導入には、いくらバイクがマイナーな存在とはいえ無視する訳にもいかない。
そして、一部のバイク用品店とコラボして打ち出したのが「バイク用ETCコミコミ9800円」というキャンペーン。それにのった訳である。
話が長くなるので省略するが、結果、写真のような形で車載器は搭載された。
ジェベルのようなオフロードモデルの場合は一筋縄ではいかない。基本的に車載器のスペースがないのだ。そこでバイク用品店がとった手段が、Y'S GEARのETCステー&マウントセットをハンドルにマウントするという方法。アンテナのほうは、ハリケーンのアンテナホルダーに装着するという方法。他にも装着する方法はあるかと思うが、まぁ、納得のいく仕事だったと思う。
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