おそらく1969年製、36歳と思われるホンダのスーパーカブを購入した。C70という、俗称「あんどんカブ」の70CC版である(ヘッドライトの下のあんどんのようなぼわっとしてポジションがライトが名称の由来)。競合メーカーの真似っこビジネスバイクが2スト搭載で迫ってくるなかで、パワーアップを図ったモデルである。はっきりいって、味はいい。古ぼけた車体がなんともいえないスローな雰囲気を醸し出していて、気にいっている。
しっかし。
気に入っていても、走らないのではしょうがない。
36年も経っているわけだから、ボロなのはしょうがない。去年の末までは動いていたという言葉を信じて買ったのに。
全身を磨いて、バッテリーも新品に取り付け、いざ、キックした。
しっかし。
エンジンはかからない。
朝から晩までキックした。時には「押しがけ」も試みたのだが、始動する兆候はない。
プラグも新品にした。ガソリンも古いものから入れ替えた。
始動に必要なことはすべてやったつもりだが、かからない。
エンジンというものは、圧縮があり、適正な混合気があり、火花が飛べばかかると、教科書には書いてある。
本当は電気系に問題があると考えているのだが、問題点をひとつひとつ潰していくために、キャブレターのオーバーホールをした。
上が36年を経過してきたキャブレターのオーバーホール後の姿。
感心したのは、これだけの年月を経ていながら、腐っているものがなかったということ。ボディはしっかりとしているし、中のガスケットからネジ1本まで、ちゃんと部品としてしっかりしていた。
約3時間かけての作業。つぎは、これをエンジンに取り付け、始動を試みる予定。これで、ダメなら、今度は電気系というやっかいな代物に挑戦することになる。
おはようございます。
機械のことは全くわかりませんが、midoさんの愛情が感じられます。
私の父は、50CCのスーパーカブにずっと乗っているので親しみのあるバイクです。今も何代目かのカブが足がわりなんですよ。
タイムスリップグリコのおまけにカブ(C100だそうです)があった時、思わず買ってみたら、1回で手に入り、一緒に入っていた丸形の郵便ポストと飾ってあります。
C70、復活してくれるといいですね。
Posted by: みけはち | 08/16/2005 at 07:37
お父さんが、カブに乗っていらっしゃった方というのは多いですよね。
とある場で、カブで長距離走る機会があり、惚れ込みました。ただし、そのカブは簡単にエンジンがかかりましたが(笑)。
C100というのは、原型のモデルです。
C70、原因が見えてきたので、そのうち、エンジン、かかるでしょう。週末に仕事があったりするので、3週間後くらいには、エンジン音を聞きたいもんです。
Posted by: mido@管理人 | 08/16/2005 at 23:13