梅雨明け宣言は出ていないが、火曜日からほとんど雨は降っていない。北に行ったりして油断しているうちに、近所のヤマドリタケモドキのポイントでは20数本、発生していた。しかし、写真でおわかりのように乾燥によるひび割れなどなど、時期を失した個体ばかり。この季節はマメに通わなければならないと再認識。
横浜市郊外の人口が急激に増えている地域で、これだけ発生してくれればラッキーと思わなければならないが、極端に乾燥に弱いのもこの地域の特性。基本的に自然の遺伝子情報は十分にあるのだが、環境が浅いのでこういうことになるのだろう。
もうちょっとしっかりした環境条件があれば耐えられるのだろうが、2〜3日の乾燥でこうなってしまう。
近所に、ムラサキシメジ、シロカノシタ、ヒロハチチタケ、クロラッパタケ、ノボリリュウタケなど、このあたりでは稀菌が発生する「ここが横浜か」という奇跡のピンポイント(約5×10m)があった。しかし、至近に住宅が建設されたあおりを受けて、壊滅状態になってしまった。その後、復活へのかすかな望みを抱いてチェックに行くのだが、その兆候はまだない。
この半年で、我が家から半径5キロ以内にショッピングモールが3カ所も誕生した。もっとも大きいららぽーと横浜だけで370以上の店舗がある。ようするに半年で500以上の店舗が近くに誕生したというある種の異常地域なのである。
環境的な負荷は今後さらに厳しくなると思うが、きのこは人間の想像する以上にしたたかであると私は考えている。
Recent Comments