季節営業 きのこなブログ

おやじもはまる紙モノ・ブーム

下記エントリーの続編。それほどデザインが気に入ったわけではないし、10分の1.5に投資するのはどうかなと思ったけど、ま、これも縁ということで入手。

おじさまもはまる紙モノ・ブーム

センスのよい一部奥様やお嬢様方に人気という「紙モノ」。
正確な定義は知らないが、ようするに古い切手であったり、包装紙であったり、牛乳瓶のフタであったり、微細な印刷物になんだか知らず惹かれ、集めてしまうということのようである。
その中でも、人気上昇中なのが、チェコのマッチ・ラベルである。下の写真のように、チェコのマッチラベルだけを集めた本まで出版されている（TRITON CORPORATION ¥1,050）。
当時、共産党の支配下にあったチェコスロバキアにあって、デザイナーが自己表現できる数少ない場が、35×50mmというマッチラベルであったのではと、この本に書かれている。
本来、持っていたデザイン力によって、懐かしいようなほっとするような感覚を呼び起こしてくれるから、なんだか惹かれるということなのだと思う。
上の写真は、そんなチェコのマッチラベルの「きのこバージョン」（笑）。デザインの質はイマイチだと思うが、希少価値は高い。
１枚、２５０円は安いか、高いか？

ps
と書いていたら、チェコのマッチラベル本の新作が出ていたとの情報が。
PIEブック　チェコのマッチラベル
 http://www.piebooks.com/art/index.html
少なからずびっくり。

エストニアってどこ？

きのこ好きを吹聴していると、悪いことばかりでない。例えば、テレビできのこが取り上げられていると、家の中でも「きのこが出てる〜〜！」と大声で呼ばれ、貴重なきのこ映像を見ることができる。このあたりの事情は、どこのきのこ愛好家の家でも同じようである（笑）。

さて、上の写真は、とあるアンティーク雑貨店のお姉さんが、「きのこ好き」を吹聴した私のために取り置きしておいてくれた古いざら紙印刷、２０ページの小さな絵本。調べてみると、１９８０年出版のエストニアという国の出版物らしい。もちろん、テーマはきのこ。とある収集家が持っていたものを、お姉さんが無理矢理手に入れてくれたらしい。感謝。

エストニアというのは、旧ソ連邦の国。地図で見ると、北欧になる。縁もゆかりもなかった国のことを、こうしたきっかけで知ることになる。
旧ソ連邦の国はきのこ好きが多いわけだが、なるほど、この絵本もレベルが高い。エストニア語でチンプンカンプンでも、きのこ本だから絵を見て行けば内容はわかるだろうと思ったのだが、どうにもストーリーがわからない。
描写ひとつをとっても、下の１ページのようにチチタケから乳が出ていたりして、一筋縄ではいかないようだ。

さて、次回は、お姉さんが取り置きしてくれた、共産圏時代のチェコのマッチラベル、しかもきのこバージョンという、レア中のレア物をアップします。

異色のきのこ切手

切手というのは、なかなかにおもしろい。
とりわけセンスと感性のいい方が集めると、切手を通じてその人の美的感覚（の一端）が展開されるような感がある。
例えば、
こんな感じ。

私は芸がないので、きのこ切手専門。

それでもコツコツと集めていると、いろいろ発見があっておもしろい。
上の写真は、１９８６年、モルジブの切手。これに描かれているのは、Stropharia  aeruginosa。チャモエギタケ....
通常、この手の地域が出すきのこ切手などは、外貨獲得用でわかりやすい種だったりするのだが、チャモエギタケ、、、って、相当オタクなきのこ（と、オタクな私がいうのだから間違いない）。
イラストもペン画のようで、味がある。ちょっと不思議なきのこ切手。
ちなみに、これと同時に出されたのが、Armillariella mellea で、ナラタケ。

まぁ、食えるとはいっても絵にするには、地味なきのこ。
想像するに、これはイラストレーターの趣味なのだろう、おそらく。
好きに描かせてもらったので、絵も生き生きとしている。
ということだと思うのだが、真相は不明。

そんなことを考えるのも、切手のおもしろさのひとつ。

新入荷のきのこナイフ２種

お土産ネタ・第２弾。

立て続けにきのこナイフをもらった。当ブログでチェコ国民の過半数がきのこ狩りをたしなむとかつて書いたが、それと同じようなことがスウェーデンでもあるらしい。未確認情報だが、ストックホルムでも過半数の市民がきのこ狩りをすると聞いた。

それを証明するのが、写真のスウェーデン製きのこナイフ。構えていないさりげない作りが、一般の家庭用品店で売られていることをあらわしている。

趣味の商品ではなく、必要な道具。

同じ頃、もらったのが右のイタリア製。こちらは、少しだけ趣味性が加わっていると感じる。おそらく、イタリアよりもスウェーデンのほうが、きのこ事情は活発なのだろう。

東欧デザインになんだか惹かれる

バイクの修理に忙しくて、フィールドに行ってない。というわけで、ちょっと角度を変えたきのこネタです。
新しい飯屋でも開拓しようと会社の近くを徘徊していたら、小さいけど素敵な店を見つけた。
お店の名前は、AMULET。
店に入った瞬間、東欧、ロシア圏のデザイン・テースト。素朴な優しさを持つデザインの小物がいっぱい。スローというか、ゆるいというか、ほっとするデザインのものばかり。
仔細に見て行くと、意外なものを発見。「東欧の切手」である。海外、しかも東欧の切手を売っているとは、この店はただものではないなと思った。そのなかに、きのこの切手もあったが、すでに所有済み。
お店のかわいいお姉さんに、「他にきのこデザインのものはある？」と聞くと、「わからない」という。
それでは私が探してあげましょうと、発掘。計４点を見つけた。
そのなかでの収穫が上の写真のチェコのカレンダー（スキャナーの都合で一部）。
素朴な味わいがあるイラストで、なんとトップはきのこ狩りである。さすがチェコ。
月毎の自然遊びや行事がイラスト化されたカレンダーなのだが、きのこ狩りは、７月に描かれていたのが、意外。1500円也。
他にも、アカヤマタケをモチーフにしたポストカードなど、きのこ系を４点、発見。お店のお姉さんにほめられました。
もともと鎌倉にあったというこのお店。知る人ぞ知る、という店でしょう。
ミュシャ、切手などという変則ルートで、東欧に興味を持ち始めたが、この文化圏、美意識、デザイン・センスなどでは、秀逸なものがとても多いという印象を持ち始めている。

PS　あ、そうそう、スミレ・ファンにおすすめの小さな本、「viola mania」も売ってました。
ほしかったら、買ってきますから、メールください。（と書いたけど、リンク先から買えるか）。「fungi mania」だったら、即買いだけど、スミレはマニアというほどではないので、立ち読みで済ませました（笑）。

弩級マイナー・ネタでごめんなさい

新入荷アミガサタケ切手です〜〜〜〜。
弩級マイナー・ネタでごめんなさい。まだちゃんと調べていないのですが、1、２、３、４...8点追加です。
フォトアルバムにそのうち、追加します。
アミガサタケの切手だけでも、世界中のものを網羅しようと思うと、なかなか大変です。
全部、集めれば、世界一のコレクター？（笑）

ダブルネームです。お客さん、狙われてますよ

深田恭子がとっても魅力的だった映画「下妻物語」に、ダブルネームという言葉が登場する。
ベ●サーチの違法コピー品で当てたヤクザな父親が、「これからはダブルネームや！」と、ベ●サーチとユ●バーサルスタジオの二つのロゴが入った商品を売り出す。大ヒットはするのだが、これがきっかけで裁判騒ぎとなり、父子が逃げた先が実家の下妻で、そこからお話は始まる。
ダブルネームというのは、元来ファッション用語のようだが、ようは、一商品に、ブランド名が二つ はいっていること。
そして、きのこの世界でもダブルネーム現象が起きているようだ。それが写真の２シリーズのきのこ切手。両方とも、国は違うが、ランときのこのダブルネーム。
切手売り場のお姉さん、曰く。
「きのこの切手も人気があるし、ランの切手も人気があるということで、くっつけたんですね。よくあるんですよ、こういうの。意味もなく蒸気機関車や自動車が入ってたりって」
「お客さんも狙われてますよ」だって（笑）。
遠く、日本で買う人間がいるくらいだから、まだまだランときのこのダブルネーム切手は登場するかもしれない。
ま、凄く色がきれいだから、いいんだけど。

新入荷のアミガサタケ切手

アミガサタケの切手ばかりを集めた、究極のド・マイナー・フォトアルバムを置いているのだが、新入荷したのが、上の切手。
DOMFILのきのこ切手カタログには掲載されていないが、２０００年チェコ共和国発行のもののようだ。掲載種は、Morchlle pragensis。この種の詳細は不明だが、elataに近いんではないかと思う。
もう一種は、Verpa bohemica。オオズキンカブリというわけで、今年は果たして見られるだろうかという種。bohemicaというだけに、本場はあちらなのだろうか？
チェコは、国民の過半数がきのこ狩りをするとうお国柄らしいが、きのこ切手に関しては、数は多くない。この切手もデザイン的には凡庸で、力作とはいえない。

究極のきのこカゴ？

キノコ用のカゴを探しに、u.s.yahooに行ってヒットした、驚きのきのこカゴ・システム。
ブックマークに入れることもないが、ここにはメモしておこう。
それにしても、これならいくら採れても大丈夫ですね。
ま、使うことないは永遠にないだろうけど。
それにしても、スケールが大きいっす。
ちょっとびっくりしてしまった、商品でした。