3週連続で長野県南部に行って来た。
山できのこを採り、夜はタープの下で収穫物を食べながらきのこ談義というスタイルである。基本はきのこ汁。それほどではない食菌は鍋になる。食グレードの高いきのこはそれなりの料理をする。その後、炭火を使ってのホイル焼き、付け焼きなどの試食タイムとなる。
この日は、アミタケ、クリフウセンタケ、ウラベニホテイシメジなどがメインの鍋。
続いて、同行のms氏が見つけたマツタケが惜しげもなく供出されたため、マツタケのリゾットと相成った。
リゾット作りにはスープが必要となるが、今回は味付け前の鍋の汁をおたまですくい取り、スープストックにして使った。きのこ鍋はまた水を入れて煮れば、十分にダシが出て復活するのでこのスープストック方式はなかなかよいのではないかと思う。
マツタケのリゾットづくりはもちろん初体験。貴重な食材故にプレッシャーもかかったが、さっぱり風味の上品な一品になったかと思う。
その後は、いつものパスタ。そして、試食タイムである。
クロカワ、ホウキタケなど「高級きのこ」に続いて、ごく少量を試し食い。
その時に食べたのが、上の写真のシロマツタケモドキである。
白いきのこは猛毒菌が多く、非常に注意が必要だが、このきのこは図鑑の記述とピタリと合致する希有なきのこだったので、同好の士と合意の上、食した。味は、「可食」レベルだったが、遊びとしては面白い。
ちなみに、このシロマツタケの特徴は、全体が純白だが、傘の中心部は黄色を帯びる。ヒダは密。絵のツバから下はささくれ状。根本は鉛筆のように細くなり、とがる。時に名前どおりにマツタケ臭があるというが、ここで採集したものには残念ながらなかった。
こうしてキャンプの夜は更けていくのだ。
名菌の写真は他のサイトでアップされているので、私がこのフィールドで見つけたフォトジェニックきのこの写真を下にアップ。
種名不明。現場では金色に輝いていたきのこ。entolomaかmycenaの仲間ではないかと思うが詳細は不明。
midoさんの写真はいつもすごく綺麗だよね。
こうやってきのこの試食をいつもしてるの?
あたったこととかないの?
キノコ類大好きなのでちょっとうらやましい。笑
Posted by: 珍五郎 | 10/10/2007 at 06:28
きのこキャンプをしているときの方が普段より高級食材を食べている気がします(笑
気の合う仲間ときのこ料理をつつくのも最高のひとときですね。
Posted by: なおみ | 10/10/2007 at 12:08
シロマツタケモドキは試食したことありません。残念!可食レベルということはそんなにおいしくなかったということですか?
この金色に輝くきのこ、僕も見たことがあります。結局なんだか分かりませんでしたが。
Posted by: もせて | 10/10/2007 at 22:35
>珍五郎さん
あたったことはないです。あたってきのこが嫌いになるとイヤなので、気をつけています。
きのこの研究者で、一度当たってからは野生のきのこをまったく食べなくなった人さえいるそうです。
>なおみさん
食菌がいっぱいあるからこその遊びですね。いつも行くフィールドではこうはいきません。
>もせてさん
シロマツタケモドキが一カ所にまとまって発生しているところがありました。ラップで包んで加熱しただけの試食ですので、それなりの調理をすれば、よさが出るかもしれないと思っています。
Posted by: mido@管理人 | 10/10/2007 at 22:56