注意 オタクな我がブログの中でも、とりわけオタクなネタなので、フツーの人はパスしてください
バイクで片道80キロ走って、顕微鏡の講習会に行って来た。
千葉の中央博物館からお知らせメールをいただいたのが、きっかけ。人から教えてもらったことがないし、わからないこともいろいろあるしということで行ったのだ。
不明点は、
・液浸対物レンズの使用法。
(イマージョン・オイルの入手法)
・マイクロメーターの使い方
・メルツァー液など薬品の使用法
・標本の作製法
などなど。
ようするに、ジャンクな顕微鏡を購入し(このあたりのいきさつに関してはこちら)、見よう見まねでやっていたのだが、本やネットで得られる情報は限りがあったというのが大きい。
結論を先に申せば、大収穫。
マイクロメーターに関しては、ハード的な問題をクリアしなければならないということがわかったが、他に関しては、氷解多し。
というより、ジャンクな顕微鏡で私のやっていた方法でそれほど間違いはないということがわかった。
目からウロコだったのが、顕微鏡観察のタイミング。「生の標本」でやるもんだと思い込んでいたのだが、ほとんどの研究者は乾燥標本を使うし、乾燥標本でもほとんど問題ないそうだ。生にこだわった私が馬鹿だった。
薬品に関しては、イマージョン・オイルの効果が大きい。100倍の対物レンズだと非常に見えづらく、やはりジャンクな顕微鏡についていたものではまずいかなと思っていたが、上の写真のようにこれまでとは比較にならないほど鮮明に見えるようになった。
ちなみに上の写真は、例のムラサキカスリタケと思われるベニタケの胞子の写真。
メルツァー液で染色し、アミロイド反応もチェックした、となんか偉そう(笑)。
顕微鏡観察のテキストをはじめ、きのこな人ならおもしろいと思うテキスト集もついて、講習費が機材の保険料、50円ポッキリというのも凄かったです。
100円ショップの上を行ってます。
ま、どこの博物館でもやっているわけではないが、千葉県の人は恵まれていますね〜。
雑記さんのWebで勉強させてもらってるんですが、検鏡って慣れないと難しそうですね。
必要性は感じているんですが、原資が・・・
Posted by: ぽっとべりぃ | 06/24/2007 at 18:46
千葉の中央博物館、さすがですね。愛知県では望むべくもない環境です。慣れれば短時間で検鏡できるようになるのかもしれませんが、今のところ手が出ません。先立つものもないし。。
Posted by: もせて | 06/24/2007 at 20:56
>ぽっとべりぃさん、もせてさん
対物レンズだけで何十万円もする世界ですが、うちのジャンクでもそこそこには見えますよ。ホントは専門店で買うのがいいと先生はいってましたけどね。
Posted by: mido@管理人 | 06/24/2007 at 23:42