コレクター仲間(?)にそそのかされて手に入れた、きのこのフェーブです。
フェーブといっても、ご存知の方はおそらく少ないでしょう。
エピファニーの日に、ガレット・デ・ロワの中に仕込む、陶器製のフィギュアです。
まだわからないですよね?
「仏の各地方で少しずつ異なるが、ポピュラーなものは王冠がのったパイにアーモンドクリームが入ったパイ菓子で、1月6日(キリスト教のエピファニー(仏:Epiphanie)公現節)に切り分けて食べ、中にフェーブ(そら豆の意)と呼ばれる陶製の小さな人形が入っていた人は紙で作った王冠を被り、祝福を受け、その幸運は1年間継続する。」
(ウィキペディアより)
これならわかりますか?
このフェーブ、コレクションとしても成立しているようで、さまざまな種類があります。その中にきのこバージョンもあるというわけです。
私が手に入れたのは、以下の10種類です。
AMANITE TUE-MOUCHES Amanita muscaria(ベニテングダケ) / AMANITE VIREUSE Amanita virosa(ドクツルタケ) /COPRIN NOIR D'ENCRE Coprinus atramentarius(ヒトヨタケ) / AMANITE ORONGE Amanita caesarea(セイヨウタマゴタケ) / ENTOLOME LIVIDE Entoloma lividum(イッポンシメジ) / MORILLE RONDE Morchella rotunda(マルアミガサダケ) / RUSSULE CHARBONNIERE Russula cyanoxantha(カワリハツ)/ BOLET SATAN Boletus satanas(ウラベニイグチ)/ PLEUROTE DE L'OLIVIER Omphalotus olearius(ツキヨタケの新しい学名が、Omphalotus guepiniformisで、ツキヨタケ属ということになる。このきのこはヨーロッパ産のオレンジ色をしたツキヨタケ? しかし、材から出ないという謎のきのこ)/ RUSSULE PALOMET Russula peltereaui(カワリハツ変種)
半信半疑で手に入れたのですが、陶器の質感がしっかりしていて、いわゆるフィギュアとは違ったアナログ感で好印象。
手に入れて成功という感じです。さすが、筋金入りのコレクター! センス、ええわぁ。
そそのかしてくれて、ありがとぉ!(笑)
わぁ、こいつはいいなぁ
海洋堂とはまた別の味わいがありますねぇ
かなり小さなものなのでしょうね?
フランスキノコだったら「きのこの名優たち」に出演しているかもしれませんね。
Posted by: ぽっとべりぃ | 06/13/2007 at 07:50
やはり謎のきのこがありました。アンズタケと思ったきのこが、地上性のツキヨタケの仲間なようで。。。今度、フランスのきのこ図鑑をだれかに訳してもらいます。。。
Posted by: mido@管理人 | 06/14/2007 at 00:55
Omphalotus oleariusって、もし日本で出会ったらドクササコとか、ヒダハタケと間違えそうなきのこですね。ツキヨタケよりぜんぜんヒダが密で、オレンジ。地面から出るといってもナラやクルミ、オリーブの枯れた根などから出るようです。ロジャー・フィリップスのイギリス版に記載ありました。イギリスでは「非常に稀」だそうです。しかしここまでコレクター熱が進行していたとは!
Posted by: はちすか | 06/14/2007 at 04:07
僕も誰かそそのかして欲しいよお。
目の前で見たらコレクションの趣味のない僕も絶対買っちゃうだろうなあ。
Posted by: もせて | 06/14/2007 at 21:15
>はちすかさん
コメント、ありがとうございます。いろいろ調べて行くと、不思議なきのこだということがわかってきました。こちらにアップしているのは一部なので、また追々(笑)。
>もせてさん
これ、いいですよ(笑)。
Posted by: mido@管理人 | 06/14/2007 at 23:55
きのことは外れますが、ガレット・デ・ロワ自体は前職で作ってました(^_^)b そんなわけでイベント時にキノコではありませんでしたが、別のフェーブを入れて作った事がありました。
下手なフィギアより興味アリですね(^^ゞ
Posted by: HOPE | 06/16/2007 at 06:02
>HOPEさん
ガレット・デ・ロワをつくられていたとは、びっくりです。
私はこれまで食べたことも、見たことさえありません(笑)。一度試してみたい(食べるのを)と思ってます。
Posted by: mido@管理人 | 06/16/2007 at 08:14