先週末は遠出できず、久しぶりに近所(横浜市内)の雑木林の偵察に出かけた。ここ1週間、まともに雨が降らず、想像どおりきのこはほとんど皆無。そんななか、見つけたのが写真のamanita。高さ20センチ。大型だ。柄にささくれがあり、純白のテングタケ。ドクツルタケで間違いないと判断し、写真だけ撮って家に帰ったのだが、腑に落ちない点がある。
それは傘にある外皮膜破片。ドクツルにこんなのあったっけかなぁと仔細に検討していくと。。。
ドクツルタケは、マツカサモドキ亜属に属するのだが、これの重要なポイントが「傘に溝条なし」。しかし、微細ではあるが、下の写真でわかるようにこのamanitaには浅く短いが条線がある。
あれでもない、これでもないとやってると、また頭が痛くなってきた。ので、現時点で不明菌の仲間入り。顕微鏡の出番だけど、もう雑木林のあいつは消えちまってるだろうなぁ。
まぁ、今回もオタク・ネタだけど、久しぶりの写真もアップしたいしで、エントリーを保存っ。
私なら一瞥して「ドクツルじゃん」と片付けてしまうところですが・・・
確かに条線が確認できますね。
北陸図鑑で見てみましたが、類似菌は見つかりません。
何でしょうね?ミヤマシロタマゴタケ?
Posted by: ぽっとべりぃ | 10/17/2006 at 09:05
>ぽっとべりぃさん
コメント、ありがとうございます。
いろいろ調べましたが、ミヤマタマゴタケというのが、いちばん近いようです。(それの白いタイプ)
amanita imazekiiと覚えやすい学名なのですが、ミヤマタマゴテングタケ、ドクツルタケダマシ、ミヤマドクツルタケ、ミヤマタマゴテングタケと和名が混乱し、最近、やっと確定したようです。
Posted by: mido@管理人 | 10/19/2006 at 00:27