旧ソ連という話題が出たので、それに関連してのエントリー。
上の切手には不思議なきのこのスタンプが押してある。これは消印ではなく、「高額加刷」というらしい。経済が破綻し、極度のインフレになった場合、本来の額面では実情に追いつかないため、こういう措置がされるケースがあるようである。
いちばん右のケースでは、2(コペイカ?)×4=8 の切手に、その約120倍、950という過刷が施されている。
この高額加刷切手が発行されたのは、現ロシア連邦の南に位置する、オセチア。元々の切手の発行年は、1992年だが、このスタンプが押されたのは、95年。
ちなみに始業式中の学校が占拠され、200人以上の犠牲者が出た惨事が起きたのは、北オセチアである。
キノコ切手じゃなくスタンプってところが
ますますマニア魂を刺激しますね。
でもなんでキノコなんでしょ??
子供がままごとでお金のかわりに木の葉とか使ったりしますが、お金のかわりにキノコ?と思っちゃいました(笑)
Posted by: maco | 12/01/2005 at 16:10
きのこ切手恐るべし。底無しとまでは行かないまでも、相当奥が深そうですね。引きずり込まれたらどこまでも。。
Posted by: もせて | 12/01/2005 at 20:30
>macoさん
マニア魂、いい言葉ですねぇ。お互い、がんばりましょう(笑)。
ここに描かれているキノコのひとつは、ウスタケの仲間というとってもマイナーなきのこで、傘の模様が複雑で模倣しにくいだろうという点がひとつ。もう1点は、苦渋の選択でこうした加刷をしたわけですから、お花などの明るいデザインではなく、ある種、闇のイメージとして使ったような気がします。だから、おいしいきのこが選ばれていない。それでも、きのこをデザインとして選んだというのは、生活・文化に根付いているからではないかと思います。あくまで私の仮説ですけどね。
(もう一方のきのこは、この図版では識別不能なのが、残念なところ。)
>もせてさん
切手は「趣味の王者」と呼ばれていますから、深いですよぉ。ま、きのこもそれに劣らず深いですよね?(笑)
Posted by: mido@管理人 | 12/02/2005 at 00:16
我が家には、アザラシのスタンプが押してある切手があります。
何気なく、お、アザラシじゃん!と、買ったのですが、
そう言う深い意味があったんですね。お勉強になりました。
マニア魂、良いですね(笑)
Posted by: ちびごま | 12/05/2005 at 08:54
>ちびごまさん
アザラシ・バージョンもあるんですね。廃棄する切手に加刷して海外に売ったりするのかなぁ。
きのことアザラシだとそんなにはけるとも思えないんですけどね(笑)。
となると、猫や犬もきっとありますね。
Posted by: mido@管理人 | 12/06/2005 at 00:55