ジャガイモタケをはじめて見た。
写真のようにホントにジャガイモのような形状、質感。愛知の師匠は、「よく見るよ」といっていたのだが、「新菌類図鑑」によれば稀、「北陸のきのこ図鑑」でも採集例が掲載されているので、稀なきのこといっていいだろう。私も初見、ということは、師匠は稀なきのこが出るフィールドに通っているということになる。
腹菌類のヒメノガステル属に属し、お隣はショウロ科。たしかに似たところが多い。
下の断面図を見ていただいておわかりのように、空気に触れると、さっと薄い赤ワイン色に変色する。殻皮も採集時点ではもっと鮮やかな黄色だということだったが、触れることによって黒ずんだ。このあたりの変色の感じは、ショウロとそっくりだ。ただし、大きさは写真の個体で5〜6センチと大きい。
日本のジャガイモタケ科は、「北陸図鑑」では、ジャガイモタケ(Octavianina columellifera)が掲載、「新菌類図鑑」ではクラマノジャガイモタケ(Octavianina asterosperma)が掲載されているが、そのあたりはよくわからない。記載では食毒不明、なんとなく食べられそうな雰囲気ではあったが、おそらくゆでてバターを塗ってもおいしくないだろう(笑)。
ちなみにタイトルはレトリック。だ〜〜れもウワサなんかしてません。
こんにちは。
珍しいものを見せていただき、ありがとうございます。
こういう種類のキノコを一度見てみたいと思っているのですがなかなか出会えません。
Posted by: みけはち | 10/06/2005 at 13:57
ちょっぴり(おそるおそる)食べてみましたが、とくに癖はないというか、ほとんど無味無臭に近い感じでした。歯ごたえは松露のようなきょろきょろした感じではなく、ホコリタケみたいな感じでしたよ。
Posted by: もせて | 10/06/2005 at 22:00
>みけはちさん
達人じゃないと、こういうのはなかなか見つけられませんねぇ。私も見たかもしれないけど、見落としたのか、それともホントに出会ってないのか不明です。
>もせてさん
さっすが〜〜〜。比較的大丈夫そうな感じはしますが、私のレベルでは、食べられないです(笑)。食感としては、ショウロよりホコリタケに近い訳ですね。
Posted by: mido@管理人 | 10/07/2005 at 01:20