大菩薩の西のフィールドに行ってきた。
いろいろ収穫はあったが、インパクトという点では、上の写真のベニテングタケだろう。写真でおわかりになるように傘径17センチ。柄の径が23ミリ、根元で42ミリ。20メートル先から発見できた。とりわけこの個体は、赤の質がきれいで美しかった。印刷の世界でいうと、キ版が強い赤。
有名な毒きのこだが、見せてやりたいと思って家に持ち帰ったら、「気持ち悪い」のひとことで済まされた。
これだけの個体が出るフィールドだったら、他にもおもしろいものがあるだろうと、このポイントで昼食。おにぎりを食べながら見つけたのが、下の写真のヤマブシタケ。
弱ったミズナラに遠目で何か白いものが付着しているのを確認。ヒラフスベの仲間でもついているのかなと思った。食事を終わり、至近距離で確認したところ、紛うことなきヤマブシタケ。
ヤマブシタケは栽培もされ始め、希少価値はなくなってしまった。しかし、野生のものとなれば、ずっと見たくても見られなかったきのこ。うれしいものである。
山はちょっと乾燥が強いかと思ったのだが、夜露などのせいか、それほど強くなく、きのこは必要充分な発生。
充実したきのこ行であった。
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