座右の書であった「石川のきのこ図鑑」が、「北陸のきのこ図鑑」というタイトルでついに復刊された。
版型も厚みも情報量も掲載種も、大幅アップ。ついでに価格も1万5000円と大幅アップしたが、小部数でこのボリュームだといたしかたないだろう。
元々、この図鑑は「石川のきのこ図鑑」として、北陸新聞社から出版された。おそらく採算がとれなかった中で絶版となった。かつてだったら、このまま、古書店で高い価格で売られる「幻の図鑑」となるところだったのだろうが、世はウェブ社会に変貌していた。
復刊ドットコムを中心に、復刊を希望する声も多く、それも一因となって著者が大幅な加筆、どころか、まったく新しい図鑑、しかも石川から北陸と範囲も広げて上梓されたというわけだ。
旧図鑑でも、膨大な内容量だったが、今回は、さらに大幅なアップ。
掲載種数1506種と、市販図鑑としては最多。
高くても買っておくべきでしょう。後からほしくなってももう手に入らないでは、洒落にもならない。
版元は、金沢の出版社、橋本確文堂。http://www.mba.co.jp/index.html
この情報、ペンさんに伝えておきます。
植物の本はかなり持っているので、キノコにも触手を伸ばすかも知れません。
Posted by: みけはち | 07/20/2005 at 11:30
はい。買うに値する図鑑だと思います。ここまで分けなくてもという感じはしますが、これだけの内容のきのこ図鑑は、厳しい出版状況のなか、当分、出て来ないような気がします。お値段だけが、ネックですよね。
それにしても、頻繁なフィールド行ですねぇ、私は焦ってしまいます(笑)。
Posted by: mido@管理人 | 07/20/2005 at 21:01
我が家にも日曜日にこの本が届きました。
さっそく開いて夏キノコをいろいろ見ていると、図版756に大好物のアカジコウが、、と思いきや、「アケボノヤマドリタケ」となっていて、ちょっとびっくり。
他にも聞き慣れないきのこが随所に。さすが。
Posted by: もせて | 07/20/2005 at 22:12