だいぶ前に書いたんですが、アップし忘れてました。せっかく書いたんで、上げときます。
フライフィッシングに行ったのである。何度も誘われていたので、行ってみようかなと重い腰を上げた。
私はフライロッドを持っている。10数年前、イギリスのハウス・オブ・ハーディー・ロンドン本店にて購入したのである。もちろんリールも買った。
しかし。
買ったのはいいのだが、仕事が猛烈に忙しくなり、結局使わずじまいになってしまったのだった。
やる気も失せて、ただの一度も振ることもなく、十年以上、我が家の片隅に死蔵していたのである。
そのフライロッドに出番がやってきた。
釣行の前日、私はハーディーのフライロッドを探した。
しか〜〜し、見つからない。
押し入れの隅から、ベッドの収納までありそうなところはすべて探した。約4時間。
しか〜〜〜〜〜〜し、見つからない。
結局、私は竿なしで釣りに出かけたのである。
そして、当日は、借り物の和竿でブドウ虫で餌づりという羽目になったのであった。
この日、十分な釣果を得たこともあり(ウソ)、後半はきのこ探しに切り替えた。
渓流沿いの植林らしきマツ林を探してみたところ、なかなか良好なポイントであることを確認。マツと菌根関係にあるきのこがそこそこに見つかった。
そこで見つけのが、写真のオオゴムタケ(Galiella celebica)である。
じつにかわいいきのこですよね(と、強要)。毛皮を身にまとった(少し太めだが)貴婦人のようですよね(と、強引な比喩)。
しかし、私は不覚にも、この貴婦人をしばしの観察の後、森に置き去りにしてしまったのであった。聞けば、このオオゴムタケ、料理次第で絶妙な素材となるというではないか。
貴婦人には貴婦人らしく、礼を以て接し、おいしく頂くべきであったのだ。
また、釣りのついでに探しに行こうか、と思い悩む日々。
しかし、その前に、ロッドを探すことが先決であろう。
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