公開初日に川崎チネチッタに「誰も知らない」を見に行った。もっと早くアップしようと思ったが、アクセス稼ぎのようで大人気ないからやめた(笑)。
公開初日の土曜日、ネットで確認したところ、昼間は予約不可だったため、午後10時15分スタートのレイトショーに行くことになった。
そこまでして見に行く価値があったかといえば、イエスだろう。
見終わってからジワーっといつまでも余韻が残る映画だった。
柳楽君の主演男優賞受賞は、いろいろいわれるようだが、私はそれに値すると思う。困難な状況のなかでの心理を眼で語っている。
あざとい演出は皆無、過剰な台詞もない。
ちょっとした表情や眼だけで、心の中が見えるような構成。最後のほうのシーンでアポロ・チョコを使った泣かせる演出があるかなと予想したのだが、それも裏切られた。
子役も含めた女優陣もよい。なりより、撮影期間の長さが、子役の成長でわかってしまうというところが凄い。
最近マイ・ブームの「しみじみ映画」。苦労して見に行くだけの価値はあった。
ps
抑制した演出は、プログラムにも。モノクロの表紙の同人誌のような構成。これも好感が持てた。
僕も今日見てきました。名古屋でこの映画が見られるのは名演小劇場というミニシアターのみ。人気なのに105席しかないので午前中にいったん整理券だけ取りに行き、昼食後に改めて見に行くパターン。
感想は。。静かな緊張感が続いて見応えがありましたが、お菓子で云えば「グミ」みたいな感じ。
Posted by: もせて | 08/15/2004 at 18:16