歳をとると映画の好みも偏ってくる。
最近見たなかで印象に残っているのは(古いものも含め)、「僕のスゥイング」、「ギター弾きの恋」、「運動靴と赤い金魚」。共通項は、しみじみと心に残る作品であること、ヒロインがタイプは違っても一風変わっていて魅力があること。
ウディ・アレンの映画はあまり好みではなかったが、「ギター弾きの恋」を見てから良さがわかるようになった。
そんな私が、キェシロフスキの映画を見る機会があり、うーんとうなったのだった。見たのは、「トリコロール三部作」。映像美、音楽、ストーリーが三位一体となった珠玉の作品集。登場人物の孤独感が、しみじみと心に染み入る名画だと感じた。
我が家からは、ホトトギスの声が聞こえることはないが、寂寥感が漂い、キェシロフスキの映画に似た思いがわき起こるので、一句詠んだ(笑)。ちなみに、ホトトギスは、夜にもよく鳴くカッコウの仲間。ヨタカでもよいのかもしれない。
Comments