路面凍結の心配がない季節にやっとなったので、ZZ-R1100でワインディング走りに行った。
「走るぞ」という時は、自分の好きなコースを走ることが多い。一周約250キロを4時間くらいで走ってくる。
コースの半分以上は、ワインディングというコーナーにつぐコーナーというコース。
4年くらいかけて開拓した、半日コースだ。
交通量の非常に少ない田舎道を、気持ち的にはリラックスしたペースで駆け抜けていた時のこと。
後ろから1台のバイクが付いてきた。バックミラーで見て、ホンダの旗艦モデル、ブラックバードかなと思った。
張り合う気は毛頭ないので、信号待ちで止まった時に先に行かせた。
どんなペースで走るのかなと思い、後を追った。
マシンはカワサキZX−9Rと思われ、馬鹿飛ばしではなく、そこそこ節度がある走り。まともなライダーだろう。
彼は給油し、ぼくはパス。つぎなるポイントへ向かって、去年、開拓した道志街道へと抜ける脇道へ入るる。おそらくこの道はほとんど知る者はいないだろうと思われる、裏道だ。
ところが。
またしても、バックミラーに彼が映ったのだ。
4年かけて開拓したコースをソロで走る、似た者マシンに乗ったライダー。
ぼくと同じような思考回路を持ったライダーに、共感を覚えたのだった。
帰路、お気に入りのフィールドに立ち寄って撮ったのが、下のイカリソウの写真。
ドリンク剤などに用いられる淫羊霍(いんようかく)は、このイカリソウの中国バージョン。間違いなく薬効はあるだろうが、見て楽しむだけで十分だ。
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