秋葉原に用が行ったついでに、休憩がてらメイド喫茶なるものに行って来た。
例のアニメ風の看板を目印に、狭いエレベーターを7階まで上がると、そこは別世界。順番待ちでしばし待機。OKとなったら、例のメイド服を着た小柄な女性が「ご主人様、おかえりなさいませ~」と出迎えてくれた。
さて、まずは席の選択だ。「メイド」とゲームができるというカウンター席にするか、テーブル席にするか選択を迫られる。テーブルチャージが前者は300円、後者は500円だから可愛いもんだ。まずは様子見ということで後者にする。
内容は軽い食事も提供する普通の喫茶店である。しかし、演出がちゃんとある。コーヒーを持ってくると、ミルクをメイドさんが入れてくれて、スプーンでクルクルするところまでやってくれる。カウンター席では、客とメイドさんが何やらゲームをやっている様子。
店の中央には、大きなスクリーンがあり、店の自慢のメイドさんたちのパフォーマンスビデオを流している。「う〜ん、はなやかだ」。ステージの上には、手書きの大きな文字で「おかえりなさ〜〜い」というバナーが目立つ。(店内撮影禁止の張り紙も目立ったが)
店は満員。後から後から来る客がエレベーターで現れるが、順番待ちの多さにあきれて、帰る人多数。その客のなかには、女性を含めたグループが多かった。ま、私と同じで「見学」ということだろう。
帰り際、メイドさんがひとこと。「ごしゅじんさま、外は寒いのでお体にお気をつけて」。テーブルチャージとコーヒー代、しめて1000円ポッキリが安いと思えた瞬間である。
そういえば、昔、昔、「おかえりなさーい」と迎えてくれたところを思い出した。
それは、ユースホステル。
時代は変わったものである。
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