山に入って約20分、上の写真をちまちまと撮り、さて標高を上げようかと腰をあげたとき、木立の向こうから声をかけられた。しばし、雑談の後、収穫物の話に。袋の中を見せてもらうと、「えええ!」と声が出た。下の写真のアカジコウ近縁種他。
何に驚いたかといって、その巨大さである。写真をよく見ていただければわかるように、とにかく巨大である。彼によれば、アカジコウの近縁種だが、うまいとのこと。私の紙袋の中には、まだアメリカウラベニイロガワリしか入っていなかった。普通の人は採らないきのこということもあり、なんとなく感じ(きのこ観)がわかったのだろう。きのこ談義へと展開した。
このポイントではヌメリイグチ属の不明菌がいっぱいあるのだが、尋ねてみたら、やはり「名前はない」とのことだった。煮ると黒くなる、ところから利用もされていないのかなと思うが、有毒ではないようだ。
共通の知り合いの名前がつぎからつぎへと出て来たり、ネット上の私をご存知だったり、、、濃密な菌談義ができた、森の中の時間だった。
左の個体はアカジコウにしか見えないけど、違うのかな。右のものは柄が赤っぽいので少し違和感を感じますが。。
それにしても立派ですね。
Posted by: もせて | 08/17/2010 at 20:15
最近こういう苔むした森はご無沙汰ですねぇ
しかしなんとなくキノコ人種はわかりますね
目配りとかでね・・・
左は同じく図鑑に載ってるようなアカジコウに見えますね。
Posted by: ぽっとべりぃ | 08/17/2010 at 21:52
midoさんその節は大変失礼いたしました。
以前から一度お会いしたいと思っておりましたが、思わぬところで願いが叶いました。
これを機会に、今後とも宜しくお願いいたします。
もせてさん、ぽっとべりぃさん初めまして。
このきのこですが、亜高山帯の針葉樹林に偶に出ます。アカジコウと混同して食べてるようですが、傘の色、肉の臭いなどがかなり異なり、実物を見ていただくとご納得いただけるでしょう。
私は御嶽山で以前から目にしております。
これからもお邪魔しますので、よろしく。
Posted by: 色変 甚六茸 | 08/18/2010 at 19:42
>色変 甚六茸さん 先日はこちらこそ失礼いたしました。また、わざわざおいでいただき、詳細なコメント、ありがとうございます。これからもネットでもフィールドでもいろいろ教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
>もせてさん、ぽっとべりぃさん
一度、実物を見ていただければと思うのですが、重そうなので運ぶのが大変です(笑)。
Posted by: mido | 08/18/2010 at 20:08
はじめまして、bbhouseと申します。
キノコシーズンになると週2回ほど山遊びに夢中になります。
上のキノコですが、採取から2年が経過し、問題も解決していると思いますが、以前私もこのきのこを「アカジコウ」としてキノコ仲間に勧められて食べたことがあります。とても美味しかった記憶があります。一緒に居た他のキノコ仲間は「ミヤマアミアシイグチ」と言っていました。・・・・その時は深く考えませんでしたが、今年偶然に数本を採取することが出来ました。
ネットで「ミヤマアミアシイグチ」で検索するとあまり知られてないキノコのようです。
私も自信が持てませんが、調べてみてください。
Posted by: bbhouse | 01/05/2013 at 23:10
bbhouse様
コメント、ありがとうございます。
このブログも放置状態ですが、2013年の今年は復活する予定で動いております。
ミヤマアミアシイグチですが、「牛肝菌研究所」の所長様にご指摘をいただき、名前が判明したという経緯があります。
味的にもアカジコウに近く、非常に好きなきのこですが、私は日本一標高の高い山でしか採ったことがありません。
2013年シーズンも出会えるといいのですが。
Posted by: mido | 01/19/2013 at 16:41