きのこ好きを吹聴していると、悪いことばかりでない。例えば、テレビできのこが取り上げられていると、家の中でも「きのこが出てる〜〜!」と大声で呼ばれ、貴重なきのこ映像を見ることができる。このあたりの事情は、どこのきのこ愛好家の家でも同じようである(笑)。
さて、上の写真は、とあるアンティーク雑貨店のお姉さんが、「きのこ好き」を吹聴した私のために取り置きしておいてくれた古いざら紙印刷、20ページの小さな絵本。調べてみると、1980年出版のエストニアという国の出版物らしい。もちろん、テーマはきのこ。とある収集家が持っていたものを、お姉さんが無理矢理手に入れてくれたらしい。感謝。
エストニアというのは、旧ソ連邦の国。地図で見ると、北欧になる。縁もゆかりもなかった国のことを、こうしたきっかけで知ることになる。
旧ソ連邦の国はきのこ好きが多いわけだが、なるほど、この絵本もレベルが高い。エストニア語でチンプンカンプンでも、きのこ本だから絵を見て行けば内容はわかるだろうと思ったのだが、どうにもストーリーがわからない。
描写ひとつをとっても、下の1ページのようにチチタケから乳が出ていたりして、一筋縄ではいかないようだ。
さて、次回は、お姉さんが取り置きしてくれた、共産圏時代のチェコのマッチラベル、しかもきのこバージョンという、レア中のレア物をアップします。
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